ハギス『月刊世界のソーセージ』hayariのソーセージ頒布会 その3

ハギス『月刊世界のソーセージ』hayariのソーセージ頒布会 その3

食文化スタッフの井上です!

世界のソーセージレストラン・ハヤリさんとの共同企画、『月刊世界のソーセージ』。
第一回目は、古代ローマ時代のソーセージ『ルカニカエ』、二回目は、中国の魏晋南北朝時代(6世紀)の「胡炮肉(ウーパオロウ)」。
そして、3回目は中世2~7世紀のスコットランドソーセージ「ハギス」です。

ハギスとは、本来は羊の「胃袋」の中に、羊の内臓とその他色々詰めて茹でて食べるというワイルドな料理。
一度だけ食べたことがありますが、これがうまい。
スコットランドの料理として残っていますが、恐らく、ヨーロッパの他の地域でも食べられていたと思います。
スコットランド人はゲルマン民族の大移動で有名な、勇猛なゲルマン人を祖先に持ちます。
食料を確保の目的で移動をしていったヨーロッパの民族が、「余すことなく肉を食べる」事を目的として作られた、原始的なソーセージ(厳密には違いますが)がこのハギスです。
同じソーセージでも民族が違うと食べ方も違うなと感じます。

さて、恒例の原料チェック

羊レバー、羊ハツ、羊舌。
かなりゲルマン人を感じるワイルドな素材。
本来はこれが羊の胃に入れられるというですから凄い料理です。
私がフェリス女学院に通う高校生だったら間違いなく避けて通る部類の中身です。
ヨーロッパの方はこういうの当たり前なのでしょうか?

今回のソーセージは皮(腸)は食べません。
割って中を掻き出して中身だけ食べます。

もっとプリッと中だけ出てくるのかと思いましたが、スプーンで掻き出さないと出てきません。
このネットリは牛脂とレバーが入ってるからでしょうね。

付け合わせは、こちらのマッシュポテトとりんごのグリル。
ハギスにはマッシュポテトが付きもの。
それに西洋カブを添えるのですが、今回は「秋映(あきばえ)」というりんごでサッパリと。

さあ、食べてみます。

おぉ~~!これは強い味。
羊のレバーの濃厚さと、ハツとタンの力強さを感じます。
濃厚でうまい。スコッチが欲しくなる。
ちなみにハギスはスコッチウイスキーをかけて食べるのが本来の食べ方なのですが、今回は家にたまたまあったバーボンで代用。
これがよくなかった。。。スコッチの甘い香りとバーボンとじゃ香りの質が違う。。。

いつもはワインやビールと合わせてましたが、このソーセージは蒸留酒が良さそうです。
壱岐の麦焼酎「海烏(うみがらす)」と合わせましたがバッチリでした。

このワイルドさ、寒いヨーロッパの民族にはなんとなく必要な感じがします。
凍らない、腐らないアルコール度数の高い蒸留酒でこのソーセージを流し込むのが正しい食べ方でしょう。

次はアイスランドでお会いしましょう。さらに寒いな。。。
⇒ ソーセージ研究家村上さんの作る世界のソーセージ

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