アンドゥイエット『月刊世界のソーセージ』hayariのソーセージ頒布会 その5

アンドゥイエット『月刊世界のソーセージ』hayariのソーセージ頒布会 その5

食文化スタッフの井上です!
世界のソーセージレストラン・ハヤリさんとの共同企画、『月刊世界のソーセージ』。
第1回目は古代ローマ時代の「ルカニカエ」、2回目は中国の魏晋南北朝時代(6世紀)の「胡炮肉(ウーパオロウ)」、3回目は中世2~7世紀のスコットランド「ハギス」、4回目はアイスランドの「リブラルピールサ」、そして5回目はフランス中世のソーセージ「アンドゥイエット」です。

北欧から少し南下してきました。バイキングよりは穏やかな人たちに食べられていたと勝手なイメージを持ってますが、当時のヨーロッパは様々な民族が暮らし交わってきた地域ですので、「アンドゥイエット」も「リブラルピールサ」や「ハギス」と毛色が似ています。

原料は豚の臓物、舌、胃、コブクロに野菜と香辛料。
貴重なタンパク質を無駄にしない精神と、パワーのある食べ物を好む戦闘的な人間が多かったの様子が垣間見える中身ですね。

弱火で丁寧に火を通します。
肉汁が少し出てきて、ホルモンの力強い香りが食欲をそそります。
焼くのには10分位かかります。

付け合わせは「アリゴ」と言って、ジャガイモにバター、牛乳、チーズを入れたマッシュポテトのようなフランス・オーヴェルニュ地方の郷土料理です。

中身はこんな感じで、しっとりしながらも食感があります。予想通り力強い味です。うまい!
もっとスパイスが強くても僕は良いかなと思いました。刺激があった方がよりおいしそう。
フランスのソーセージなので、赤ワインと合わせましたが、これは蒸留酒の方が良いのではないかな?その辺はお好みで。

アリゴと合わせるとかなりまろやかに。チーズの香りがまたよく合います。

ハギス、リブラルピールサ、アンドゥイエットと続き、似た傾向があるのを感じるのと同時に、当時の料理スタイルがなんとなくわかってきます。
恐らく、このレシピは当時はもっと適当で厳密なものではなく、腸に詰めたり胃に詰めたり、レバーが入る事もあればタンが入る事もあるような、日本でいう「モツ煮」的な感じだったのだろうと思います。家庭の味なんてのもあったのだろうなー。

次はトルコでお会いしましょう。
⇒ ソーセージ研究家村上さんの作る世界のソーセージ

食べて知るカテゴリの最新記事