2015年3月号 本醸造「パンクな主張」に登場
陸奥男山 銀撰 1800mL
商品説明
漁師認定!俺の晩酌酒
陸奥男山は、八戸の漁師の定番となってきた晩酌酒です。そもそも蔵の住所が湊町(笑)。海の男たちに育てられてきた酒と言っても過言ではなく、地元では辛口酒の代名詞です。絶大な支持をいただいている理由は、スッキリとキレの良い味わいが、特に海産物に合うからですね。
銀撰の精米歩合は75%。分類上は普通酒ですが、75%にしているのはコスト的な理由というよりポリシーです。米を大事に扱いたいんですよ。削らずに旨い酒を造りたい。使用米は全量、青森県産です。銀撰は米を削らないだけに、洗米などの作業ではむしろ純米や吟醸より気を遣います。楽できる行程ってどこにもないんです。
アル添酒は搾るタイミングにも秘訣があって、ストライクゾーンが狭い。けっこう奥が深いんですよ。
八戸酒造 常務・製造責任者 駒井伸介さん
(2015/3月号P129〜 本醸造「パンクな主張」に掲載)
※お酒は20歳になってから…「未成年者への酒類の販売は固くお断りしています。」
賞味期限 | 開封後はなるべく早めにお召し上がり下さい。 |
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保存方法 | 冷暗所 |
【陸奥八仙を生んだ八戸酒造の歴史】
1775年創業で近江商人をルーツに持つ八戸酒造は長い歴史に翻弄されてきた酒蔵。1942年の企業整備令により近隣の酒蔵が強制的に統合され協同で酒造りが行われます。
1950年代に入ると経済も上向きお父さんの給料も上がり、それとともに酒の消費も増えて勝手口に一升瓶の木箱が置いてあるのが当たり前の光景になりました。しかし、当時はまだまだ普通酒の時代、戦前の協同組合的な組織も残り、品質の話は二の次に置かれていました。
1973年のオイルショックでそれまでの高度経済成長が終焉を迎え、日本が落ち着きを取り戻すと日本酒の世界でも「本物の酒とは何か?」が問われ始め、本醸造や純米酒といったカテゴリーが生まれるとともに、地酒が注目を集めます。
八戸酒造(当時は駒井酒造店)でも七代目の時にそうした高品質な酒を目指さねばと組合からの脱退を企図しますが、そう簡単には行きません。元々八戸酒造の施設だったものも組合のものとされ、組織を抜けるにはそこを手放さねばならず、さらに酒造免許さえ剥奪されるというのです。
しかし、1998年になると近所の酒蔵が休業、それを八戸酒造が借り受けることで自らの酒造りを追求する環境ができ、組合からも抜けるのです。こうして生まれた新しい日本酒は『陸奥八仙』と名付けられました。
その後、2009年にはついに元々の自社の施設を裁判で取り戻すことができ、そこに最新設備を導入することで理想とする環境で酒造りができるようになったことでさらに進化を遂げるのです。
現在は9代目の駒井秀介(ひでゆき)さんと伸介(のぶゆき)さんという若い兄弟を中心に酒造りを行っていますが、秀介さんは自分がかつて飲んだ酒に感銘を受け日本酒の素晴らしさを知ったように、今度は自分たちが造った『陸奥八仙』を飲んで日本酒が好きになったと思ってもらえることを目標にしています。
お薦め調理法
おすすめの召し上がり方
冷から常温、燗
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八戸酒造の酒は酒の命である米に、厳しい気候にも耐え抜いてきた県内の厳選した農家から提供される無農薬・無化学肥料での自然農法で作られた米を使用しています。これに八戸大地の石灰岩層から湧き出る良質の水を仕込みに用いることにより、繊細かつ力強い陸奥ならではの「田の心」と、農家の人と蔵人たちの思いが伝わる、美味しい酒を生み出すことができました。今後も「地の酒」としてあらゆるお客様に自信をもってお薦めすることができる、と考えております。
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