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羊齧協会×麻辣連盟×味坊コラボ

味坊特製
紅油餃子（ほんよーぎょうざ）

話が持ち上がったのは、世の中がコロナ禍で右往左往していた今年5月。
飲食店は時短を余儀なくされ、イベントは開催中止に。
同じく食を扱う者として、通販を軸に何か出来ることはないかと 麻辣連盟代表の中川正道氏と羊齧協会代表の菊池一弘氏に話を持ち掛けたのがきっかけだった。

製造は「味坊」の梁さんに依頼。
免許もそろっていた矢先のコロナ禍突入。 この企画に、快く賛同してくれた。

一層大人な味わいを追求し、「羊」×「四川」の融合で餃子を作ることに決まった！

味坊といえばこの人
梁（りょう）宝璋さん

2000年1月、神田で第1号店となる「味坊」をスタートさせた。
味坊代表の梁（りょう）宝璋さんの生まれ故郷である中国の東北地方の本場料理を提供する店だ。東北地方では羊をよく食す。当時は中国の元駐在員たちが主なお客だった。かつて食べた本場の味を懐かしんで足茂く運んだのだ。

今でこそ、羊ファンが増えたが、
当時「羊」を食べるといえば、北海道＝ジンギスカン。
日本国民はジンギスカン以外で羊を食べる文化がさほど広がっていなかった中で、 様々な羊料理を提供し、ファンを増やしていったのだ。 そうこうするうちに、オーストラリアから羊食文化を広げる手伝いをしてほしいお声がかかり、羊齧協会菊池氏とともに、 ラムバサダーオージーラムPR大使に任命された。味坊といえば「羊」というイメージはここから定着していった。

※この日はコロナ渦でお店で出せなかった大量のパクチー（300坪もある自前の畑の一角で栽培したもの）を漬物にしている様子を撮らせてもらった。飲食店が元気に復活することを祈るばかりだ。

羊齧協会・菊池一弘氏が
味坊と麻辣連盟を繋ぐ

羊肉の消費者団体、羊齧協会創業者にして主席（代表）菊池一弘氏をご存じだろうか。 羊肉を日本人がおいしく楽しく一般家庭でも食べられる環境を作るべく、月例イベントや羊フェスタ、メディア出演など、様々な切り口で羊肉普及を行う人だ。協会には「ラム愛」の強い会員が揃う。
菊池氏は実は麻辣連盟の幹事長でもある。一方麻辣連盟は「涙を流し口から火をふく四川料理の旅」や「四川フェス」を開催する四川の食文化を発信する団体だ。こちらは中川正道氏が率いる。
コロナ禍でイベントの形を変えざるをえない状況が続き、飲食店の在り方が変わりつつある中、彼らの発信の一つの形として、食文化とコラボすることとなった。羊愛と四川を繋ぎ新たな境地へ進む！

こんな風に作っています

今回作ったのは「紅油餃子」だ。羊で四川餃子を融合させた。
紅油とは四川定番の味付。
ベースはラー油とニンニクと砂糖で構成されている。
ほのかに甘みがあり、辛いのが苦手な人でもついついつけずにはいられない魅惑のタレ。

これを辣連盟として活動する四川料理の専門家・中川正道氏に試作してもらい、
本場の味わいを再現した。

ラー油はこうして作る

ごま油を熱し、香味野菜の葱と生姜と花椒を入れて香りを映し、取り出したら唐辛子に熱々の油を流しいれ、ガーリックを入れて完成だ。 このラー油は万能調味料で、家庭には必ず置いてあるという。香りが料理に加わることで、食欲が増すのだそうだ。1度作ると2週間くらいもつそうなので、届いたら小瓶に詰め替え、餃子以外にもいろいろつけて食べてほしい。

羊のにおいと甘辛でおいしいタレが融合した餃子が誕生した。必ずすりおろしたニンニクを入れてほしい。