三陸塩竈ひがしもの。

9月になると食べられるというので、仙台市から30分の距離にある塩釜港まで車を飛ばし、現地で食べてきました。脂のグラデーションが見事。脂はあっても一切くどくないのです。本マグロやインドマグロ(みなみまぐろ)も勿論美味しいですが、トロは脂がくどいのも事実です。毎日食べるならこういうマグロだと感じました。

縄文時代から日本人が食べていたマグロ。三内丸山遺跡(青森)ではマグロの骨が出土しています。
近海に寄ってきた時を狙い、モリで突いて漁をしていたのです。
近海生マグロの魅力は、日本人のDNAに語りかける味と言えるな!と感じました。
旬の旨い近海生マグロの世界を知る感動を届けます!

三陸塩竈ひがしものとは、9〜12月にかけて塩釜市魚市場に水揚げされるメバチマグロのうち、塩釜の仲買人が目利きし、厳しい条件をクリアした、「鮮度」「色つや」「脂のり」「旨み」に優れているものに与えられる称号です。

三陸東沖は豊穣の海
塩釜港はメバチマグロの水揚げは日本一

塩釜の沖合には、世界三大漁場のひとつとして知られる「三陸東沖漁場」があります。三陸沖では、暖流と寒流がぶつかり合うことで、植物プランクトンが増え、それを求める動物プランクトンが増える。これを餌とするイワシなどの小魚が集まり、この小魚を追うマグロなどの大型魚がやってくる、まさに豊穣の海です。ここに日本各地から漁船が集まり、近海マグロ漁が盛んにおこなわれます。

“ひがしもの”の称号を得るには
次の条件を満たす必要がある

< 条件1 >
千島海流(親潮)と日本海流(黒潮)がぶつかり合う三陸東沖漁場で鮪延縄船によって漁獲されていること。
< 条件2 >
塩釜市魚市場で9〜12月に水揚げされたものであること。
< 条件3 >
天然もので、冷凍保存を施さない生のメバチマグロであること。
< 条件4 >
「鮮度」「色つや」「脂のり」「うまみ」などを兼ね揃え、塩釜の目利き人(仲買人)が誇りと確信をもって提供できるものであること。

ひがしものは、全体の1割しか存在しません。

解体するまで脂のりや色艶は判断がつかない

ブランド化を支える地の利と
マグロの目利き人集団

また、宮城には塩釜港の他にも気仙沼や石巻という大漁港があるにも関わらず、他県の漁船が塩釜に水揚げするのには二つの理由があります。

 1.塩釜漁港がマグロの目利き人を60人も抱えている
 2.仙台市から30分という好立地

塩釜が抱えるマグロの目利き人は約60人(豊洲市場の次に多い)。目利き人が多いほど競い合いが起こり高値がつくのです。加えて、塩釜は三陸海岸の中で最も都市部に近いのも重要な要素です。漁師達は入港すると、しばらく滞在する中で約1カ月分の食糧や生活物資を揃えます。当然宿泊施設も娯楽施設も必要です。ほとんどの港町は人口減でさびれる一方、塩釜は仙台市から30分という好立地にあります。他県の漁師にとっても、魚の取引だけにとどまらず、意図せず地域づくりに参加する場を生み出した類まれな港なのです。

仙台からほど近い塩釜仲卸市場。 観光客や市民も集い、新鮮な魚介類と豊富な食材を好きなだけ買い求め、自分流の丼を作って楽しむことができます。 そこには産地が誇りとするブランドマグロがありました。 そのマグロを求めて産地へ行くと、金華鯖に穴子、糠漬け、酢蛸、きんき、多くの種類の鮭など、沢山の魅力ある食材に出合え、塩釜の魅力を知りました。
季節限定の味わい、産地が誇る近海マグロの魅力を知ってもらえたら嬉しいです。

水揚げ全体の1割しか存在しない極上のメバチマグロ

『三陸塩竈ひがしもの(めばちまぐろ)赤身・中トロ 各1柵』宮城県塩釜水揚げ 計約500g ※冷蔵

商品説明

塩釜市魚市場に水揚げされた極上のメバチマグロ、三陸塩釜ひがしものです。
三陸塩竈ひがしものとは、9〜12月にかけて塩釜市魚市場に水揚げされるメバチマグロのうち、塩釜の仲買人が目利きし、厳しい条件をクリアした、「鮮度」「色つや」「脂のり」「旨み」に優れているメバチマグロです。メバチマグロ全体のたった1割しか存在しない逸品にその称号が与えられます。

脂の乗った旬のメバチマグロ(通称脂バチ)は、本マグロに負けない美味しさであると、通の間では知られています。 値段もお手頃なのが魅力。季節限定の近海マグロの魅力をお楽しみください。

◆冷凍のメバチマグロ(ひがしものとは語れません)はこちら

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価格5,000円(税込)

販売期間:'20/11/9 00:00 ~ '20/12/21 10:00 販売終了

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店舗 (有)ヤマコ武田商店
商品番号 M004-621-7-00001
セット内容 『ひがしもの(めばちまぐろ)赤身・中トロ 各1柵』宮城県産 計約500g ※冷蔵
原材料名 めばちまぐろ(宮城県塩釜水揚げ)
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消費税率 8%軽減税率
賞味期限 出荷日より3日間
保存方法 冷蔵
販売情報 販売期間:'20/11/9 00:00 ~ '20/12/21 10:00 販売終了

【三陸塩釜ひがしものと塩釜港】
2006年に「三陸塩釜ひがしもの」で商標登録を行い、ブランドの基準、ガイドラインを設定しました。認定業者は17社。トレーサビリティにはじまり、第3者の通販を禁止、期間外で販売を行わないなど、ブランド管理が徹底されました。
地域ブランド創出の一番の狙いは相乗効果です。「ひがしもの」に注目が集まれば、塩釜の他の水産品にも興味を持ってもらえる。質を落とさないためには大量流通は出来ません。多少時間がかかるものの、地域資源という宝を地域一丸で守っています。

2011年3月の東北大震災は塩釜にとって大きな変革のきっかけとなりました。
他漁港よりも被害が小さく、一時は東北市場の水揚げが塩釜に集中したものの、徐々に塩釜港も東北地区の水産業の沈滞化に巻き込まれていきました。 支援金で震災前と全く同じ状態に戻しても、同じ規模で事業が出来る保証はありません。そこで、それまであたためていた冷凍技術の導入で、新事業を目指したのがヤマコ武田商店です。それまでの卸売りだけでなく解体加工、生マグロだけでなく冷凍マグロも手掛けることで小売りニーズに対応していきました。相場変動の激しい世界で、安価に買える時に冷凍加工を進め、シーズン外でも販売できる基盤が作られました。

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水産卸売・加工業のヤマコ武田商店(宮城県塩釜市、武田健司社長)では、塩釜港に水揚げされる旬のマグロを通年供給する仕組みを実現しました。東日本大震災で被災した塩釜市の工場を来年1月に再建して新型の冷凍装置を導入し、高品質なマグロを安定供給できる体制が整いました。生鮮マグロの加工能力は製品ベースで月10トンと三陸で最大級です。 旬のマグロは品質が良い上に、漁獲量も多く安価に仕入れられます。当社は旬の時期に仕入れたマグロを冷凍して保存。生鮮マグロが品薄になり高騰する時期に割安な価格で提供が可能です。もちろん、長年取り組んでいる冷蔵での流通にも対応可能です。

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