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大間まぐろ

大間まぐろ
本州最北端の町、大間の目の前に広がる津軽海峡は、上質な餌(秋刀魚、鯖、イカなど)の宝庫。たっぷりと餌を食べたマグロは、大きなものは体長3m 、重さ400kgにもなり、一本釣り漁か延縄漁で大間漁港に水揚げされる。2018年、築地最後の初競りでは堂々405kgの一番マグロに3645万円の値がついた。1kg9万円。間違いなく、最も高価な魚だろう。大間まぐろは、赤身の旨味と微かな渋みに脂の甘さが相まって、非常に深みのある味わいになる。赤身にまでちりばめられたその脂は先述した北の海ならではの餌によるもので、味も香りも別格だ。水揚げ当日の本マグロの身は柔らかいが、2〜3日で死後硬直が始まる。そのときに冷凍すると、解凍後の色が悪くなるので、死後硬直前に産地で切り分け、急速冷凍することで、冷凍でも上質な大間まぐろを楽しめる。競りの舞台は築地から豊洲に移ったばかりだが、絶対王者の大間まぐろの貴重さは変わらない。
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