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ロッカのアンチョビ
ロッカ社は1870年、スイス・イタリア国境近くに缶詰工場を設立。150年近く経った今も、創業者ルイージ・ロッカの子孫が伝統の食をつくり続けている。特にアンチョビオイル漬けは、1917年に完成した看板商品だ。アンチョビ漁の最盛期は春。ロッカ社は鮮度やサイズだけでなく、漁場にもこだわり、原料のアンチョビをシチリア島で調達する。島内でアンチョビの頭と内臓を手で取り去り、大量の塩で2〜3カ月塩蔵する。ここからロッカ社のアンチョビは、他のアンチョビと違う工程を踏む。アルプス麓のスイス国境近くの、温度が8〜10℃に保たれている地下洞窟に、塩蔵されたアンチョビは運ばれ、空気に触れないよう密閉された状態で熟成する。低温でゆっくりと熟成することで、雑味のない味わいと美しい姿を保ったアンチョビになる。生臭さとは無縁の旨味の集合体だ。パンとの相性も素晴らしいし、パスタやピッツァの味を決める上でも、強い味方になるのは間違いない。
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