捕鯨母船「関鯨丸」今冬、捕鯨する無凍結品をお届けします
『国産ナガス鯨(無凍結)』道東・釧路沖 苫小牧水揚げ 赤肉約500g+尾の身約100g ※冷蔵
商品説明
無凍結の国産ナガス鯨(釧路沖・苫小牧水揚げ)
船上鮮度に限りなく近い「無凍結」のナガス鯨。赤身と尾の身セットです。
冬の釧路沖で水揚げされる“無凍結”のナガス鯨を狙います。
今月11月27日に捕鯨母船「関鯨丸」が北海道・苫小牧港へ帰港予定。
その直前の数日間で捕鯨が成功すれば、凍らせずにそのままの無凍結品をお届けいたします。
もちろん低気圧や季節外れの台風で時化れば水揚げは叶いません。天候次第の挑戦企画です。
船長によれば、釧路沖では今年大豊漁の秋刀魚や鰯の群れを追う脂ののった個体が多く回遊中とのこと。天候さえ恵まれれば、好漁が期待できます。
※漁期内に捕鯨が成立しなかった場合は大変恐れ入りますが、キャンセルとさせていただきます。
冷凍せずにお届けできるのは、捕獲から処理、搬入までを一貫して行う母船体制があるからこそです。
臭みは一切なく、もっちりとした独特の食感。船員たちしか知らなかった鮮度の無凍結品をご体験ください。
これまでも無凍結鯨肉は一部流通していましたが、その多くはノルウェーやアイスランド産。
現地では捕鯨後に何日もかけて陸へ曳航するため、鮮度保持に限界がありました。
しかし、共同船舶が2024年に新造した母船「関鯨丸」では、捕獲直後に船内で即解体・一次処理が可能。
条件さえそろえば、船上と変わらない品質をお届けできる体制が整いました。
かつては学校給食の定番として親しまれ、家庭の味として愛された鯨肉。
しかし1960年以降、鯨保護の国際的な流れの中で姿を消しました。それから半世紀ー。日本がIWC脱退後、2024年7月にナガスクジラの捕鯨枠が再び発給されました。
当サイトでも昨夏、北西太平洋沖で捕獲された船内凍結・解凍品を販売し、多くのお客様にご好評をいただきました。
そして今回は“無凍結”の国産ナガス鯨です。当サイトでも扱うのは初めてです。
目利きの一押し
世界最大種、シロナガスクジラの近縁種であるナガスクジラ。体長20〜30mその大きな魚体には上質な脂がのっていることが知られています。脂はクセがなく上品、肉質はもっちりときめ細かく旨味に富みます。ここ50年ほどは商業捕鯨の対象ではなく、その希少さも合いまり「幻」とも称されていました。ごくまれにアイスランド産のナガス鯨が出回ると、尾の身は松坂牛にも匹敵するほどの高値で取引されるほどです。
赤身は、無凍結ならではの力強い旨みが魅力です。
刺身やユッケでこそ、その真価を発揮します。
生食を存分に堪能したあとは、鯨カツなどの加熱調理もおすすめです。
処理が丁寧なため、加熱しても特有の香りはほとんど感じません。
尾の身は、背びれから尾の付け根にかけての最も運動量が多い部分です。
筋肉質でありながら脂がほどよくのり、霜降り状のサシが入ります。
市場でも最も高価に取引される最高級部位で、個体差が大きく、上質な尾の身は非常に希少です。
今回は、共同船舶の協力により優先的な確保を確約しています。
薄くスライスして刺身で味わうと、甘く濃厚な脂の旨みをお楽しみいただけます。
ご注文前に必ずお読み下さい
- 漁期内(11/17〜20)に捕鯨が成立しなかった場合は大変恐れ入りますが、キャンセルとさせていただきます。
- ※商品画像はイメージです。
この商品へのお問い合わせはこちらから
鯨肉の新たな可能性
鯨肉には、何千キロもの回遊を支えるスタミナの源「バレニン」が豊富に含まれています。
さらに近年の研究では、マイオカインの分泌促進やサーチュイン1(長寿遺伝子)への効果も確認されています。
これらの研究成果は、科学誌『Newton』2027年3月号「鯨と人類(仮)」に掲載予定です。
この数年で鯨に関する研究が飛躍的に進み、今や世界も鯨肉の新たな可能性に注目し始めています。
共同船舶株式会社の所社長は、この研究結果を水産庁だけでなく厚生労働省にも報告し、フレイル(高齢者の虚弱)対策としても話題を集めました。
9月には記者クラブで大きく報道され、「日本ウェルネスアワード」では、鯨肉が大賞候補に選出。
グランプリの発表は11月27日を予定しています。
正しい知識で鯨肉を味わう
日本鯨類研究所の試算によると、鯨が1年間に食べる魚の量は人間の漁獲量の3〜6倍にも及びます。
食物連鎖の頂点に立つ鯨を過剰に保護しすぎると、海洋生態系のバランスが崩れてしまいます。
鯨を適切に利用することこそ、資源を守ることにつながります。
また、捕獲枠は「改訂管理方式(RMP)」という厳格な基準で管理され、100年先まで健全な資源状態を維持できる体制が整えられています。
鯨肉は生食でもアニサキスの心配がありません!
アニサキスの幼虫は2〜3cmほどの白い糸のような姿をしており、成虫になると最大20cmほどに成長します。
アニサキス症を引き起こすのは幼虫ですが、成虫は最終宿主であるクジラの消化器官にとどまります。
これまでにアニサキスがクジラの消化器官以外で見つかった事例はなく、鯨肉を生で食べてもアニサキス症を発症することはありません。
つまり、鯨肉は安心して生でお楽しみいただけます。
お薦め調理法
赤身・尾の身の刺身
冷凍品にくらべ、無凍結の鯨肉は包丁が入りにくいです。
よく研いだ刺身包丁をご準備ください。
尾のみは霜降り状の脂がのる極上部位。そぎ切るようにして薄く切りつけて甘やかな脂をお楽しみください。
赤身も刺身やユッケなど生食でこそ無凍結の真価を発揮します。
存分に楽しんだ後は懐かしの鯨の立田揚げなどもお勧めです。
処理が良いので加熱しても臭みがほとんどありません。
鯨の立田揚げ
【材料】
鯨肉180g、しょうか汁少々、醬油大さじ2分の1、片栗粉大さじ3、油大さじ2
【作り方】
1.鯨肉のブロックを、厚さ5m程度のそぎ切りにする。
2.しょうが汁と醬油、油を混ぜ合わせたつけ汁に鯨肉を30分つけ込み、下味をつける。
3.鯨肉の汁気をきり、片栗粉を薄くまぶす。
4.170度くらいに熱した油で約3分揚げる。
| 消費期限 | 出荷日含めて5日間(2025/12/1) |
|---|---|
| 保存方法 | 要冷蔵 |
| 販売情報 | 販売期間:10/28 00:00 ~ 11/24 08:00 |
この商品の取扱い店舗
- 共同船舶株式会社この店舗の商品一覧
-
共同船舶は、生態系のバランスに配慮したサステナブルな捕鯨をめざしています。鯨は1日あたり体重の約4%の食事をし、多くの海洋生物を食糧とすることから、鯨が増えすぎると生態系が崩れてしまうことが予測されます。また、食料自給率の低い日本において、海洋資源はとても貴重です。私たちは、適度に鯨を獲ることで生態系と日本の食卓を守りたいという強い信念を持って行動しています。
創業年:1987
代表者:所英樹




