dancyu2011年1月号特集
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取り寄せお節特集
元旦にうまい「おせち」で酒を飲む。
これが好きなんだなぁ。
おせちは食べるものではなく飾るもの、なんて言う人もいますが
一流の料理人が精魂込めたものは、本当においしい。
日本に生まれて良かった、と心底思います。
今回は、dancyu誌でおなじみの和食の名店2軒に、
特別にお願いして販売させていただくことにしました。
「銀座 矢部」「懐石 小室」。どちらも限定品です。
「銀座 矢部」矢部久雄さんのおせちは、酒飲みなら、思わず笑みをこぼしてしまうもの。
「銀座 矢部」は、冬はふぐ料理も得意とする真っ当な和食店なのですが、その真骨頂は酒肴にあるのです。私は矢部さんのことを酒肴づくりの名人と称え崇めています。
おせちに詰められた、鮟鱇の肝の有馬煮、サーモンの砧巻など、日本酒好きにはたまりません。うまいです。楽しいです。3万円で元旦の酒宴が、素晴らしく充実します。
その他、黒豆、鴨ロース、鮭の昆布巻きなど、どれも誠実なお人柄の矢部さんならではの、心温まる味です。
(文・dancyu編集部 町田 撮影・牧田健太郎)
「懐石 小室」小室光博さんのおせちは、美しく気品があります。
いっさい妥協することのない和食の正統がお重にぎっしりと詰まっています。小室さんの素材を見極める目、伝統と理論を重んじる確かな調理技術の粋が詰まっている、と言ってもいいでしょう。
黒豆、田作り、数の子の祝い肴をまず食べてみてください。本物はこうも違うのか、と驚くはずです。
一度食べたら、ほとんどの人がリピートするというのがよくわかります。まさに最高峰の味わい。8万4000円を安い、とさえ思わせてくれるものです。
黒豆だけでも買えるようにお願いしました。1週間かけて仕上げるという黒豆は、しっとりとして、とろけるようです。
(文・dancyu編集部 町田 撮影・古市和義)
こちらは2011年の記事です
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